第2文型
S+V+Cの形で、補語を取ります。
補語は必ず名詞句か形容詞句です。
またVは主にbe動詞かbe動詞の仲間になります。
He is funny.
「彼は面白い」
He is a student.
「彼は学生です」
He is a funny student.
「彼は面白い学生です」
すべて第2文型です。
形容詞句も名詞句も補語になり、主語を補います(補うので補語!)
「補う」とは文法の世界ではつまり=(イコール)の関係、と理解しておきましょう。
He = funny、He = a funny student、のように=が成り立つのが第2文型と覚えておきましょう。
be動詞の仲間とは
be動詞のように主語と補語がイコールになる一般動詞です。
ただ、be動詞が「~は…です」のイコールだとすると、それに少し意味を加える感じが多いです。
五感系のbe動詞の仲間
- ~に見える(look)
- ~に聞こえる(sound)
- ~の匂いがする(smell)
- ~の味がする(taste)
- ~の感じがする(feel)
五感系の例文
Mary looks happy.
メアリーは嬉しそうだ。(ハッピーに見える)
It sounds strange.
それはおかしく聞こえる。(おかしく聞こえる)
The beef stew smells good.
そのビーフシチューはいいにおいがする。
The cake my mom has just made tastes good.
ママが今作ったケーキおいしいよ(いい味がする)
The fabric feels a little rough.
この生地は少し荒い感じがする。
その他のbe動詞の仲間
- ~に思える(seem)
- ~のままでいる(keep)
- ~になる(become)
- ~におちいる(~fall)
- ~に変わる(turn)
- ~に成長する(grow)
その他のbe動詞の仲間の例文
It seems wierd.
それは変だな。(変に思える)
Thomas kept silent.
トーマスは黙ったままだった
He became a doctor.
彼は医者になった。
My father fell asleep.
父は眠りに落ちた。
The chameleon turned brown.
カメレオンは茶色に変わった。
The boxer grew much stronger.
そのボクサーはとても強くなった。
be動詞の仲間はすべてbe動詞に置き換えても意味が通じます。
第3文型
S+V+Oの形で、目的語を一つ取ります。
目的語は必ず名詞(句)か代名詞です。
I like you.
「私はあなたが好きです」
I = S、like = V、you = Oですね。
これもシンプルな形ですが、下のような場合はどうでしょうか?
I like you very much.
第1文型の説明でもやりましたが、「like=好き」を「めっちゃ」と修飾するのが”very much”、動詞を修飾するのが副詞、副詞はSにもOにもCにもならないです。
副詞は枝葉の部分で、文章の幹にはならない、と理解してください。
日本語に引きずられずに、関係性をしっかり把握
「日本語の「を」か「に」をはめるとしっくりくるのが目的語」
という説明が多いですし、それが正しいことがほとんどです。
ですが、あまり日本語に引きずられずに、関係性をしっかり把握して目的語を判別しましょう。
Sue loves crabs.
スーはカニが好きです。
ならどうでしょうか?
「を」も「に」も出てこないですが、目的語はないのでしょうか?
そんなことはありません。目的語は”crabs”です。
動詞”loves”の対象は名詞”crabs”ですよね。その関係性が分かっていれば大丈夫です。
不定詞の名詞的用法が目的語のパターン
Sue loves to eat crabs.
スーはカニを食べることが好き。
このようなパターンも第3文型になります。
なので、「目的語は必ず名詞(句)か代名詞です。」と文頭で言ったように不定詞の名詞的用法による名詞句も目的語になります。
不定詞の名詞的用法について復習したい場合はこの記事をお読みください。
動名詞が目的語になるパターン
Sue loves eating crabs.
スーはカニを食べることが好き。
のように動名詞を目的語にすることもあります。これももちろん第3文型です。
動名詞について復習したい場合はこの記事をお読みください。
ちなみに
Sue loves to eat crabs.
Sue loves eating crabs.
に意味の違いはないのでしょうか?
言い換えれば目的語が不定詞の名詞的用法の場合と動名詞の場合で意味の違いはないのでしょうか?
和訳だとどちらも「スーはカニを食べることが好き。」です。
ただ、ネイティブの感覚だと、
“Sue loves to eat crabs.”には「カニ」に意味の重きを置き、
“Sue loves eating crabs.”には「食べること」に意味の重きを置くイメージがあるそうです。
また、イギリス英語はどちらかというと動名詞を使いがちで、アメリカ英語は不定詞を使いがち、という違いもあるそうです。
いずれにしても、中学生の範囲でもないし、ネイティブの感覚でも、「どうなんだろ?」って感じなので、そんなに気にする必要はありません。
S+V+Cの第2文型と混同しない方法
Sue loves crabs.
の文章をもう一度見てみればその違いははっきりしています。
「Sue=crabs」ですか?
スーはカニが好きなのであって、スーはカニではありません(笑)
簡単ですね。=や≒で結べるかどうか。
これを考えればS+V+Cの第2文型と混同することはありません。
次の記事へは下をクリックしてください。
コメント