第1文型とは
第1文型は「主語と自動詞」だけで、目的語や補語を取りません。
The birds fly.
「鳥は飛ぶ」
The birds = S、fly = V(自動詞)、で非常にシンプル。
そして目的語はありません。
こういう構造を第1文型と言います。
副詞句や副詞と目的語を見分ける
では、「行く」の自動詞の”go”はどうでしょうか?
I will go to school.
「学校に行きます」
これも第1文型です。
ここは少し混乱するかもしれませんが、goには目的語がなく、前置詞”to”によって行き先を示しているだけなのです。
I will go.
「行きます」
という文章に対して、副詞句”to school”で修飾している、と考えてください。
goより後にある修飾をすべて消してしまっても文章として成り立つ、これが第1文型の特徴(自動詞)です。
前置詞から始まる目的語はありません。
では、
He runs fast.
「彼は速く走る」
ならどうでしょうか?前置詞も付いていないし、”fast”は目的語ではない、とどうすればわかるのでしょうか?
これはもうfastという単語を覚えているしかありません。
fastが名詞ではなく、副詞か形容詞のどちらか、と理解していれば、この文章の中でfastの役割は目的語ではない、と分かるはずです。
目的語は代名詞や名詞(句)のどちらか。副詞、形容詞は目的語になりません。
be動詞が第1文型を作るパターン
Steve is in his room.
「スティーブは自分の部屋にいるよ」
“in his room”という副詞句がbe動詞の「存在する」を修飾しています。
自動詞と他動詞、どちらでも使える動詞について
例えば、stopという動詞は、「止まる」という自動詞と「止める」という他動詞があります。
例文
自動詞(第1文型)
The train stopped.
「列車が止まった」
他動詞(第2文型)
The train driver stopped the train.
「運転士は列車を止めた」
このように多くの動詞で自動詞的使われ方と他動詞的使われ方の両方を備えていて、意味も変わることが多いので、注意しましょう。
次の記事へは下をクリックしてください。
コメント