関係代名詞(主格)とは
2文を1文につなげる接続詞の働きと、文の中にある名詞を詳しく説明する働きをするのが関係代名詞です。
わたしも中学生の時、ここがよくわからなくなった記憶があります。
私のように、結構ここでつまづく人も多いのですが、実はそんなに難しくありません。
仕組みを図や例文を使いながらゆっくり解説しますので、この記事を読んでもらえれば、必ず理解できます。
では、さっそく具体例を見ましょう。
1.I went to a big event.
2.The event introduced Japanese pop-culture.
「大きなイベントに行きました」
「そのイベントは日本のポップカルチャーを紹介しました」
この2文を、「日本のポップカルチャーを紹介する大きなイベントに行きました」のようにつなげるわけです。
2番目の文章は1番目の文章にある”a big event”を説明していますよね。

なので、そのeventの直後に関係代名詞thatをつなげて、”a big event”を説明しています。
I went to a big event that introduced Japanese pop-culture.
thatより後の文章(that introduced Japanese pop-culture)から見たときに、”a big event”は主語になりますよね?
なので、これは「主格の関係代名詞」というわけです。
関係代名詞がさす名詞(名詞句)を「先行詞」と言ったりします。
先行詞を説明するのが関係詞節、と言ったりもします。
この文章だと、
先行詞は”a big event”
関係詞節は”that introduced Japanese pop-culture.”
関係詞節から見たときの先行詞は主語になるので主格の関係代名詞、ということです。
先行詞がモノの場合関係代名詞は”that“か”which“
上の例のように、先行詞がモノやコトの場合、関係代名詞はthatかwhichになります。
もう少し、主格の関係代名詞で先行詞がモノやコトの例文を上げておきます。
I will buy a wallet that has at least 3 card holders.
少なくとも3つカード入れがある財布を買うつもりです
What do you call sushi that has a slice of fatty tuna on it?
脂身の多いマグロ(fatty tuna)の乗った寿司を何て呼ぶの?
間に挟まってしまう場合
1.I went to a big event.
2.The event introduced Japanese pop-culture.
さっきの例です。
1個目の例文の最後に来る名詞が先行詞の場合は簡単ですよね。
2個目のThe eventをthatに変えるだけでつながってしまうので。
I went to a big event.
The event introduced Japanese pop-culture.
“The event”を”that”か”which“に変えて、つなげる
→ I went to a big event + that introduced Japanese pop-culture.
でも、先行詞は最後に来るとは限りません。
例えば、
1.The baseball game was fun to watch.
「その野球の試合は見て楽しいものだった」
2.It was held on Sep 24.
「それは9月24日に開催された」
※・・・ is held on ~「…は~日に開催される」
ならどうでしょうか?
2個目の例文(関係詞節になる文)を見れば、先行詞はThe baseballになるのは分かると思います。では、どんな形になるかというと、間に挟まるのです。
The baseball game whichwas held on Sep 24was fun to watch.
このように、先行詞がどこにあっても、関係代名詞はその直後に来て、先行詞を説明するのです。
先行詞が人の場合関係代名詞は”who“
1.I have a friend.
2.He lives in Osaka.
↓
I have a friend who lives in Osaka.
大阪に住んでいる友達がいる
2個目の例文の主語はHeですよね。このHeは何を指すかというと、1個目の例文の”a friend”
先行詞、”a friend”が人なので、関係代名詞はwhoを使うわけです。
1.One of my friends lives in Osaka.
2.He will visit me.
↓
One of my friends who will visit me lives in Osaka.
2個目の例文(関係詞節になる部分)の主語はHeでそれが示すのは、1個目の”One of my friend”
なので、One of my friendのあとにwho will visit meが続く形になります。
主題は「~の友達は大阪に住んでいる」ということです。
ちょっとひねってみましょう。
ほぼ同じ意味の文章ですが、言いたいことの主題は違います。
1.One of my friends will visit me.
2.He lives in Osaka.
↓
One of my friends who lives in Osaka will visit me.
こちらの主題は「~の友達がうちに来る」ということです。
関係代名詞(主格)の例文
「日本のポップカルチャーを紹介する大きなイベントに行きました」
「少なくとも3つカード入れがある財布を買うつもりです」
「脂身の多いマグロの乗った寿司を何て呼ぶの?」
「9月24日の野球の試合は見て楽しめるものだった」
「大阪に住んでいる友達がわたしを訪ねに来る」
「午後、昨日デートに誘ってきた男の子と会うんだ」
「それに使える特殊なペンを買ってはどう?」
「約束を破らない人が好きだ」
「約束を破る人は好きじゃない」
「私が毎日行く学校はこのあたりに位置しています」
では、次は目的格の関係代名詞です。
下が次の記事です
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