動詞の-ing形を使った後置修飾
「ほら、あそこで庭の掃除をしている人がいるでしょ?あれ、私のおじさんなの」
みたいな文章を「英語に訳してください」と言われると、今の皆さんの文法力ではつまづいてしまいます。
この後置修飾を覚えると、「~している人・モノ」や「~された人・モノ」の表現がしっかりわかるようになります。
前置修飾と後置修飾の違い
今まで習ってきた前置修飾(形容詞を前に置いて、後ろの名詞を修飾するやり方)だと「庭を掃除している人」は”a cleaning his garden man“になりますよね?
英語では、「~している人」の”~”の部分が2語以上になる場合は、修飾する名詞の後ろにつけることになっています。
ですので、”a man cleaning his garden“になるのです。
“Look at the swimming boy. He is my son.”
泳いでいる男の子を見て。彼は僕の息子なんだ。
と、「~している」の”~”の部分が1語、つまり”swimming”だけなら、上の例文のように前置修飾を使います。
“Look at the boy swimming in the pool. He is my son.“
プールで泳いでいる男の子を見て。彼は僕の息子なんだ。
このように、“in the pool”をつけないといけない場合は2語以上になるので、後置修飾になるというわけです。
ですので、最初の庭掃除のおじさんの話はこうなります。
“Look over there, there is a man cleaning his garden, right? That’s my uncle.“
※over there 向こうのほう、あそこ(ちょっと距離が離れた場所を指す)
※, right? 「でしょ?」のように相手の同意や肯定を確認する言い方。
少し例文を見て、イメージをつかみましょう。
前置修飾の例文
The running man.
走っている男
※シュワちゃん出演の邦題「バトルランナー」という映画の本当の英語のタイトル。
I mistakenly put my hand in boiling water.
私は熱湯に誤って手を突っ込んだ。
このように、前置修飾はこれまでやってきた修飾方法と同じなので簡単ですね。
後置修飾の例文
あそこに立っている人は俺の友達なんだ。
ピアノを弾いている女の子はレイチェルです。
過去分詞を使った後置修飾
置く場所のルールは動詞の-ing形を使った後置修飾と同じですが、意味が「~された人・モノ」になります。
I bought a book written by William Shakespeare.
シェイクスピアによって書かれた本を買った
動詞の-ing形を使った後置修飾と同じように、「~された」部分が1語の場合は下の例のように前置修飾になります。
I like boiled eggs.
ゆでられた卵(ゆで卵)が好きだ。
不定詞を使った後置修飾
不定詞の形容詞的用法は後置修飾になります。
くわしくはちょっと前にやった、18.不定詞3(形容詞的用法)を読んでください。
では、例文に参りましょう。
後置修飾(動詞の-ing形・過去分詞・不定詞)の例文
「ほら、あそこで庭の掃除をしている人がいるでしょ?あれ、私のおじさんなの」
「プールで泳いでいる男の子を見て。彼は僕の息子なんだ。」
「あそこに立っている人は俺の友達なんだ。」
「ピアノを弾いている女の子はレイチェルです。」
「ニュージーランドからやってくる友達がいるんだ」
「この本は私にとって十分に興味深い」
「シェイクスピアによって書かれた本を買った。」
「で、それは英語で書かれているんだ」
※これの前のシェイクスピアの例文の続き
「僕は日本製のいいカメラを持っているんだ。」
「それで逮捕された人の話を聞いたよ。」
次はいよいよ英語の表現力が10倍広がる関係代名詞に入ります。
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