基本の形
“疑問詞 to 原形動詞”=”疑問詞+不定詞”で名詞句を作ります。
意味は疑問詞によります。
how to ~「どのように~するか」
what to ~「何を~するか」
when to ~「いつ~するか」
where to ~「どこで(へ)~するか」
which … to ~ 「どっちの…が~するか」
名詞節なので、”it”や”that”や”this”がハマるようなところに使えば、文法的に間違いになることはありません。
It is the problem.「それが問題だ」
↓
How to play the game is the problem.「どのようにそのゲームをプレイするかが問題だ」
Please tell me about it.「それについて教えてください」
↓
Please tell me about what to do.「何をすべきについて教えてください」
I don’t know that.「それはわかりません」
↓
I don’t know where to go.「どこに行くのかわかりません」
She didn’t know it. 「彼女はそれを知らなかった」
↓
She didn’t know what to do.「彼女は何をすべきか知らなかった」
理屈はめちゃくちゃ簡単ですね。
否定形
否定形も使えます。”疑問詞+not+不定詞”の形になります。
下のような意味になります。
how not to ~「どのように~しないでいるか」
what not to ~「何を~すべきでないか」
when not to ~「いつ~すべきでないか」
where not to ~「どこで(へ)~すべきでないか」
which … not to ~「どっちの…が~すべきでないか」
This is a good example of what not to do.
「これはやってはいけないことの良い例です」
Teach your children where not to go.
「あなたの子供たちに行ってはいけないところを教えなさい」
こんな感じで使います。
名詞句なので、前置詞の後にも来ます。
Give me some ideas about what to do.
「何をすべきかについて君のアイデアを少しください。」
例文でもう少しイメージをつかみましょう。
when and where to ~のように2つ以上の疑問詞を並列させて、「いつ、どこで~するか」のようにも使えます。
“how to ~”, “what to ~”, “when to ~”, “where to ~”, “which … to ~”が出てきましたが、何か一つ足りない気がしませんか?
“why to ~“がない!と気が付いた人は鋭い観察眼をお持ちです。
結論から言うと”why to ~”は使いません。
まずは不定詞の意味上の主語を考えてみましょう。
上のどの例文であっても、聞き手が不定詞の意味上の主語になるか、あるいはどちらでも構わない(意味上の主語があいまい)ケースです。
whyという疑問詞は「誰が何をする」という主語と動詞がすでにセットになっているものに対して「なぜ?」という理由を聞いたり考えたりする疑問詞です。
ですので、”why to ~”だとこの不定詞の意味上の主語がなんなのかが示されないので、不自然になるからです。
“I don’t know why he did it.”のように疑問詞+不定詞を用いられないのが一般的です。
例外的に”how and why to ~”のように並列的に使うときには用いられることがありますが、気にする必要もない程度です。
疑問詞+to~の例文
「ギターの弾き方をお見せしましょう」
「彼女は何をすべきか知らなかった」
「何をすべきについて教えてください」
「何をすべきかについて君のアイデアを少しください。」
「来週いつどこで会えばいいか教えてください」
ペットショップの状況で「どっちの犬を買うべきかわかりません」
散歩に連れていく状況で「どっちの犬を連れていくべきかわかりません」
スーパーにいる状況で「コーヒーはどこで見つかりますか?」
「学習とは何を知るべきかを知ることだ」
「これはやってはいけないことの良い例です」
「あなたの子供たちに行ってはいけないところを教えなさい」
下が次の記事です
コメント