今回は比較的簡単な”There is(are) ~.”という形の構文について学びましょう。
肯定文
この構文がどういうときに使われるのでしょうか。
この構文は「~があるよ」という感じで聞き手が知らないものが存在することを伝えるときによく使います。
There is a very high mountain in this city.
「この街にはとても高い山があります」
単数形の場合は”There is ~.”
There are three good pitchers in this team.
「このチームには3人のいいピッチャーがいます」
複数形の場合は”There are ~.”
なので、There is(are)に続く名詞には何かを特定する冠詞”the”は付けません。
もちろんつけても間違いではありませんが、何か特定のモノ(聞き手がすでに知っているモノ)が急に存在する、と伝えられる妙な響きになることを理解しておきましょう。
例えば、
There is the man.
「例の男がいる」
のような感じです。
話し手と聞き手の共通認識がしっかりしているシチュエーション(例えば、刑事と刑事が、追っている犯罪者が建物から出てきたところを車から見ながら話している映画のワンシーン的な雰囲気)でしか成り立ちにくい感じがします。
疑問文と否定文
Is there something to eat in the fridge, Mom?
「ママ、何か食べるもの冷蔵庫にあるかな?」
ーYes, there is. (Yes, there are some.)
ーNo, there isn’t. (No. There is not.)
There isn’t anything to eat in the fridge.
There is nothing to eat in the fridge.
「冷蔵庫には何も食べるものはないよ」
something、anything、nothingの使い分け
上記の3つの例文、something、anything、nothingの使い分けの例になっています。
something = 何か(ある)
anything = 何か(あるかどうかわからない)
nothing = 何もない
not anything = 何もない
という関係です。
もう少し説明すると、肯定文の中で「何か」を表現するときはsomething。疑問文と否定文の中で「何か」を表現するときはanything。
そして、“not anything = nothing”になります。nothingはすでに何も「ない」の否定を含んでいますので、文章全体は肯定文にして、「~ない」の文章になります。
There is not anything = There is nothing
という感じです。
構文”There is(are) ~”の例文
結構簡単な構文なので、今回の例文は5文のみです。
では、次の前置詞に行きましょう。
次はなかなかの量ですよ!
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