15.接続詞

中学生

ここから中学2年生の範囲になります。

接続詞は、文と文、語句と語句、単語と単語をつなぎます。

カタマリを作る接続詞”that”

「~であること」とかで対訳が付けられたりしていますが、いまひとつわからないはずです。

接続詞”that”はthatの後ろの文章(カタマリ)を「~だ」「~と思う」など、前の文で修飾します。

つまり、”She doesn’t like me a lot.”「彼女は僕のことをあんまり好きじゃない」を”I think”「僕は思う思う」するので全文訳は「彼女は僕のことをあんまり好きじゃないと思う」です。

この接続詞はとにかくよく出てきます。

It is clear that he doesn’t know her.
彼が彼女を知らないのは明白だ。

She thinks that I don’t like her.
彼女は私が彼女を嫌いだと思っている。

I didn’t know that his house was far from our school.
私たちの学校から彼の家が遠いのを知らなかった。

こういった文章の読み方(読解力UPの秘訣)

I didn’t know that his house was far from our school.

例えばこの文章。
これを読むとき、よく「後ろから訳す」といいよ、なんて言われます。

つまり、後ろの”his house was far from our school”から訳して

1.まず、”far from our school”を「私たちの学校から」

2.そして次に”his house was far”「彼の家が遠い」

3.そして最後に一番前に来て
“I didn’t know that”を「のを私は知らなかった」

1+2+3=「私たちの学校から彼の家が遠いのを知らなかった。」

というやり方ですが、確かに日本語訳にはこの方法がいいような感じがします。

ですが、あまりお勧めしません。

この方法は「レ点」、「読み下し」などと呼ばれて、明治時代からある英語教育の方法なのですが、長文読解ではやってられませんし、スピードも付きません。前から普通に読んで理解できるようにならないといけません。

カタマリでとらえて前から読んでください。

この例文だと、

I didn’t know that ~

ああ、話し手は何かを知らなかったんだな、何を知らなかったんだろ?

と感じればいいわけです。
接続詞thatはそれに続く内容をひとカタマリにするんだから、そのカタマリの内容を理解すればいいわけです。

thatに続く内容は

his house was far ~

「彼の家は遠い」ことを知らなかったんだ

どこから遠いかは前置詞fromの後に書いてある、と分かるはずだから、

私たちの学校から遠かったんだ

前から読んで理解できるはずなのです。

接続詞”when” 「~するとき」

これは比較的わかりやすいはずです。

She wasn’t home when I visited her.
彼女を訪ねたとき、彼女は家にいなかった

“when”は前に置くこともできます。

When I visited her, she wasn’t home.

その時、カンマを入れるのを忘れないようにしましょう。

whenに続く文に「~するとき」「~したとき」のタイミングを示す文章を入れましょう!

接続詞”because” 「~なので」

becauseに続く文章に理由を入れて、「~なので、~です。」のような文章になります。

SAMPLE

They went home early because they felt so tired.
彼らはすごい疲れていて、早くに帰りました。

このように、becauseの後に理由が続きます。

Because they felt so tired, they went home early.

先にbecauseをおいても構いません。
その場合はwhenのときと同様にコンマを忘れないようにしてください。

接続詞”if” 「もし~なら」

条件や仮定をifに続く文に入れます。

SAMPLE

Please have it if you like.
もし好きなら召し上がりください。

If you break it, it will be a big problem.
もし君がそれを壊してしまったら、大問題になる。

これも前にifを持ってこれます。

接続詞”and”

対等な関係の語句と語句、文と文をつなげ、「どちらも」の意味を持ちます。

SAMPLE

You come and go so quickly.
来て、すぐに行っちゃうんだね。

I have an apple and an orange.
リンゴとオレンジを持ってます。

I was wrong, and you were too.
私は間違っていた。そしてあなたも。

You need to finish your home work now and your Mom will be happy.
いま宿題を終わらせるとお母さんが喜ぶよ。

“and”はandでつながれた両方を示します。

接続詞”or”

対等な関係の語句と語句、文と文をつなげ、「どちらか」の意味を持ちます。

SAMPLE

Which do you like, fish or beef?
魚とビーフ、どちらが好きですか?

You need to finish your home work now or you will be in trouble.
いま宿題を終わらせないと困ったことになるよ。

“finish your home work”「宿題を終わらせる」
“be in trouble”「困ったことになる」
のどちらか一つ、という意味なので、orが使われます。
「宿題を終わらせれば、困ったことにならない」
「宿題を終わらさなければ、困ったことになる」
どちらか一つしか「本当」でないことを結ぶので”or”が使われる、ということなのです。

さっきのandの時の例文は
“finish your home work”「宿題を終わらせる」
“mom is happy”「お母さんが喜ぶ」
のどちらも「本当」になるので”and”が使われます。

接続詞”but” 「しかし~」

Mom
Mom

Tom, you have to finish your homework!

トム、宿題を終わらせなさい!

Tom
Tom

But I can’t now. I am playing the game online.

でも今無理。オンラインゲームやってんだよ

SAMPLE

I like cats, but I have a dog.
猫が好きなんだけど犬を飼っているんだ

butにはもっと用法がありますが、中学生の段階ではこの程度で大丈夫です。

接続詞の例文

I think that she doesn’t like me a lot.
I don’t believe that he ditched the class.
(ditchはスラングでサボるの意味)

She wasn’t home when I visited her.
I was watching TV when Ellen came over to my house.
Because you told me that Mary was a good friend of yours, I asked her about you.
Because I said so!

よく、親が子供「~しなさい」とかいうとき、子供が「なんで~しなきゃいけないの?」などと反抗したりした場合、親が「それはおれがやれと言っているからだ」みたいな叱り方をします。その時に言うセリフが”Because I said so!”とか”Because I told you to do so!”になります。

Please have it if you like it.
You need to finish your home work now and your Mom will be happy
You need to finish your home work now or you will be in trouble.
I like cats, but I have a dog.

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