人称代名詞とは人を指し示す代名詞です。

この表を暗記する必要はありません。
ですが、「主格」「所有格」「目的格」「所有代名詞」の考え方は理解しておきましょう。
主格
I, you, he, theyなど、主語として使われる代名詞です。
I am tired.
Are you crazy?
They went to school.
所有格
my, your, his, theirなど、「~の」という形で使われ、これら所有格人称代名詞に続く名詞句を所有していることを示します。
This is my money.
It is about your life.
Their school is very close.
目的格
me, you, him, themなど、人称代名詞が動詞や前置詞の後に置かれて、「~に」とか「~を」を表す場合、目的格の形を取ります。
I played with them.
She looked at me.
My mom gave me some money.
所有代名詞
mine, yours, hers, oursなど「~のもの」という意味を持ち、以下のような文脈で使われることが多いです。
Is this her notebook? 「これ、彼女のノート?」
No, it is mine. 「いや、ぼくの」
This is my chair. Where is yours? 「これは僕の椅子。あなたのはどこ?」
すでに椅子やノートの話をしているのが分かっている=椅子やノートの話をしている、状態でもう一度、下の例のように繰り返しノート、ノートや椅子、椅子というと不自然な場合、所有代名詞を使います。
(不自然な例)
Is this her notebook? – No, it is my notebook.
This is my chair. Where is your chair?
このように2度目に言及する場合に
My notebook → mine
Your chair → yours
のように「所有格+名詞句」を一語に言い換えることができるのが所有代名詞です。
では例文行ってみましょう。
人称代名詞の例文
「彼女の友人のうちの一人は私の友人です」
「彼女は私たちの学校で教えていた」
(*retirement = 引退、退職)
「私たちは彼の引退に対して用意ができていない」
(彼が引退したら困るよ~、まだ用意できていないよ)
「あそこの赤い本、あの机の上の、あれは僕の本だよ」
(*forgive = 許す *rudeness = 無礼さ)
「私の無礼をお許しください」
(*mind = 心配する *business = ビジネス、用事 *own = 自身の)
「あなた自身の用事を心配していなさい」
(お前は関係ないだろ、放っておいてくれ、的に、おせっかいに対してしょっちゅう使われる言い方。また、ownですが、「所有格+own+名詞句」で、「あなたの~」をさらに「あなた自身の~」で強調する感じ)
「私は彼のあの言い方は好きじゃない」
「彼はとてもバスケットボールがうまいらしい」
(文脈にもよりますが、この場合、もし聞き手がTheyにあたる「彼ら」がいったい誰のことを指すのか分からない場合、「一般的に言われている」という意味に取られます。日本語に訳す場合は「~らしい」がしっくりくる言い方です)
「ここでは野球をやってはいけません」
(この場合も文脈にもよりますが、「あなた」に言っているのではなく、「一般的にここでは野球をしないことになっています」という文です)
「今週、ニューヨークでは数日天気が悪かった」
(これも同様に一般の人々をさす”we”です。)
今回は解説が多かったので、囲みはなしにしますね!
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