動詞に”-d”か”-ed”をつけ、過去形にします。
“-d”か”-ed”のどちらをつけるか、などの法則は下の記事を参照してください。
動詞の規則変化の法則のページリンク
また”-d”か”-ed”のどちらも付かずに形が全く変わってしまったり、原型と同じつづりの動詞もあり、こちらは不規則変化といいます。それらも下の記事でまとめてありますのでご覧ください。
動詞の不規則変化のページリンク
過去とは今より時間的に前のことです。今より時間的に前に起こった事柄を表すときに過去形を使います。
少し、ここで整理をしましょう。
現在起こっていることを示すだけではなく、今の状態、習慣、事実を示すこともあります。今進行中の動作を示す場合には使われないことに注意しましょう。
(例)
I play tennis.「私はテニスをやります。」
これは今テニスをプレイ中だ、という意味ではなく、テニスというスポーツをたしなんでいるよ、という意味です。
I speak Chinese. 「私は中国語を話します。」
これも同様に、今中国語を話しているよ、という意味ではなく、中国語をもっぱら話しますよ、という意味です。
これはまさに現在行われていることを示す場合の意味がメインです。
少し乱暴な説明ですが、日本語で「~しているところです」ということが言いたいのであれば、現在進行形を使うのがぴったり来ます。
(例)
I am reading the book now.「今その本を読んでいるところだよ」
また、これは少し応用になりますが、すでに決められた未来、予定に対しても現在進行形は用いられますのでこれも注意しましょう。
(例)
I am having a meeting on Monday.「月曜日会議の予定だ」
過去のある時点の状態、習慣、事実を示したり、過去のある行動を示したりします。
(例)
I was busy at that time.「その時は忙しかったんだ」
=暗に今はそうでもないことが言われている
I played tennis with Lucy.「ルーシーとテニスをしたんだ」
=単にその行動があったことを伝えている
I didn’t like dogs. 「犬は好きじゃなかったんだ」
=暗に今はそうでもない→まあまあ好きか、好きになっていることを示している。
英語には完了形という時制(中学3年生には習うことになる)があり、過去から現在に至るまで続く状態や、過去から現在に至る間に完了してしまっている事柄を示すために使われます。完了形はまた詳しく解説します。
上の文章”I didn’t like dogs.“が今もまだ嫌いであったなら、”I have never liked dogs.“になり、過去も嫌いだったし、今も嫌い、という意味を表すことができます。
一般動詞の過去形の例文
では、暗記例文に行きましょう。
印象に残るようにわざと大阪弁にしています(笑)
暗記しつつ、情景・シチュエーションを思い浮かべるようにしましょう。
「俺らその旅行でめっちゃきれいな湖見てん」
「その旅行めっちゃくちゃおもろかってん」
「去年の夏東京行ってきてん」
「これかみさんに買ってきたってん」
「俺そんなん言うた?覚えてへんわ」
「あの仕事終わらしたか?」
「あいつお前に会いにお前んち来たか?」
「このスーパークールなTシャツ、どないやって作ってん?」
「あの子の財布、どこで見つけてん?」
「第2次世界大戦っていつ始まったん?」
あえて方言にしてみました。いかがですか?
大阪弁になじみのない方にはあんまりしっくりきませんか?
でも、ぜひ、一度(テストでの回答とか以外で!)文章の理解を自分の方言でやってみてください。
(青森弁バージョンとか出来たら、ぜひコメント欄に入れてくれると嬉しいです!)
“he”とか”she”の代名詞に友達の顔を重ねてみたり、学校でのシチュエーションで思い浮かべたりしてみてください。
そして、暗記した文章をソラでいう際にその情景を思い浮かべるのです。
きっと、動詞の働きや形容詞の意味などが活き活きとしてくるはずです。
言語というものは教科書の上にあるものではなく、本来的には生活に根付いたものです。
ぜひ、生活のシチュエーションと言葉とのリンク(つながり)を頭の中に作っていってください。
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