中学生で本格的に英語を学習し始めてまず引っかかるのがこの「3人称単数現在」という概念(考え)でしょう。
英語を決定的に日本語とちがうものにしてしまう要素に、動詞が主語によって変形する、ということがあります。
日本語なら、
「私は餅を食べる」
「彼は餅を食べる」
と「私」でも「彼」でも「食べる」という動詞に変化はありませんが、英語の場合はそれが変化します。

「3人称単数現在」とは、「3人称」であり、「単数」であり、かつ「現在」であることを引っ付けて言っています。
「3人称」とは、つまり1人称の「私」、2人称の「あなた」ではない全てのものです。
「単数」とは、数えられるものが一つ、あるいは数えられないもの(不可算名詞)です。
「現在」ですが、この段階では過去形(昔、以前、前のこと、を説明する動詞の形)をまだ習っていない段階なので、いきなり「現在」と言われても困るはずです。
ですが、今後習う「過去形」や「現在完了形」などとは違い、「現在形」です、ということです。
“She plays tennis very well.”
は彼女、という3人称、しかも単数、そして「テニスをした」という過去を表す文ではなく、「とても上手にプレイする」という彼女の状態・性質・特質を表す文なので、現在形が使われています。
3人称単数現在の例文
例文はクリックで合成音声の発音例が再生されます。
付録:より深い文法知識のためのノート
一般動詞を3人称単数現在の形にするには、動詞の最後に”-s”か”-es”をつけるだけです。
“My mother does the laundry everyday.”
「お母さんは毎日洗濯をします」
do「する」という動詞の3人称単数現在形は”does”で-esが付いています。
-sだけだったり-esとeも付いたりしますね。
なにか法則はないのでしょうか?
はい。法則があります。
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